【医療相談027】心外膜炎で心膜剥離手術を受けたが…

【相談内容】

結核から胸膜炎、さらに心外膜炎となり、心膜剥離手術を受けました。
手術時の説明では「たいしたことはなく、3〜5年で回復できる」と言われましたが、実際には「これ以上は良くならない」と医師に言われ、手術後は毎年3か月ほど入院しています。
少しでも状態を良くしたいのですが、せめて入院しないようにする方法はないものでしょうか。
(56歳・男性・会社員)

【アドバイス】

とてもつらい状況であることをお察しします。
私は循環器内科(心臓疾患を扱う内科)が専門ですが、病状が複雑で、限られた情報では的確な判断は難しいため、以下は一般的な参考意見としてお読みください。

結核による肺や心臓の機能低下が大きい場合、回復には時間がかかることが多く、根本的な再手術などの治療は難しいこともあります。
そのため、これ以上悪化させないことを目標に、服薬の継続・リハビリテーション・感染予防をしっかり行うことが重要です。

心膜剥離手術を受けられているとのことですので、大きな医療機関で治療を続けておられると思います。まずは現在の主治医としっかり相談しながら治療を継続されるのが良いでしょう。

もし現在の方針に納得がいかない場合は、セカンド・オピニオンを受ける方法もあります。

  • 心臓外科で有名な病院としては、東京女子医科大学 日本心臓血圧研究所 循環器外科があり、日本でもトップクラスの治療実績があります。
     https://www.twmu.ac.jp/info-twmu/outpatient/window/second_opinion.html

  • また、結核に関しては複十字病院が専門的な医療機関として知られています。
     https://www.fukujuji.org/

いずれの場合も、現在の主治医に紹介状をお願いして受診されるのが望ましいですが、紹介状がなくても受診は可能です。
セカンド・オピニオン外来では診察や検査が必要になり、費用もかかりますが、納得のいく治療方針を立てるために有用だと思います。