【相談内容】
中性脂肪値が異常に高く、10年ほど前の健康診断で「2000」と言われて驚きました。
当時、薬で下げるか、思い切った減量をするかと言われたため、10kgの減量(身長176cm、体重75kgから65kg)を行い、現在もその体重を維持しています。
しかし、中性脂肪値は500と、依然として高い状態です。
食事や運動にも気をつけていますが、このままで大丈夫でしょうか。
父には痛風があり、母も痩せているにもかかわらず中性脂肪値が高いそうです。遺伝的な要因もあるのでしょうか。
37歳 男性 会社員
【アドバイス】
10kgの減量に成功し、その後も体重を維持されていることは、健康管理の面で大変素晴らしい取り組みです。
しかし、中性脂肪値が500mg/dLという状態は、依然として注意が必要です。
一般的に、中性脂肪値が高い状態は脂質異常症の一つであり、動脈硬化性疾患のリスクと関連することが知られています。また、中性脂肪値が500mg/dL以上の場合は、急性膵炎のリスクにも注意が必要です。
中性脂肪が高くなる原因には、食生活や飲酒、運動不足などの生活習慣に加え、糖尿病、甲状腺機能低下症、薬剤の影響、遺伝的な体質など、さまざまな要因があります。
今回の場合、減量や生活習慣の改善を続けても数値が高く、ご家族にも同様の傾向があることから、遺伝的な要因が関係している可能性も考えられます。
ただし、ご家族が健康に過ごされていることだけで、ご本人の将来的なリスクが低いと判断することはできません。
まずは内科、特に糖尿病・内分泌内科や脂質代謝を専門とする医師を受診し、空腹時の中性脂肪値やコレステロール値、血糖値、肝機能、甲状腺機能などを含めた総合的な評価を受けることをおすすめします。
必要に応じて、生活習慣の見直しに加え、薬物療法が検討される場合もあります。
37歳という年齢であっても、中性脂肪値が500mg/dLの状態を放置せず、専門医と相談しながら適切に管理していくことが大切です。