【医療相談028】右顎からこめかみの張りと全身の不調について

【相談内容】
2年ほど前から右顎からこめかみにかけて「張るような違和感」が続いています。虫歯治療の際に歯科でも診てもらいましたが、顎に異常はないと言われ、経過を見ていました。
しかし、約3ヶ月前から喉の痛み、口内の荒れ、めまい、全身のさまざまな部位の「神経が張るような感覚」など、体調が悪化しています。
これは何かの病気でしょうか?
(54歳・男性・会社員)


【アドバイス】
症状が「激しい痛み」ではなく「張る感じ」であることから、診断の決め手が乏しく、現時点では複数の可能性が考えられます。顎の症状と全身の不調が関連する場合と、別々に起きている場合の両方があり得るため、実際の診察所見が重要になります。

■ 顎〜こめかみの張りについて

  • 過去の虫歯治療後に、噛み方の変化や咀嚼筋への負担が生じている可能性

  • 三叉神経・顔面神経の軽い刺激症状

  • 筋緊張性の側頭痛、あるいは側頭動脈由来の痛み

■ 喉の痛み・口内炎

  • 風邪や口内炎

  • ウイルス感染

  • 種類によっては長引くものもあり得ます

■ めまい

めまいは具体的な性質によって鑑別が大きく変わります。
例:

  • ふらつくタイプ

  • 立ちくらみ様のもの

  • 周囲が回転する「回転性めまい」

  • 耳鳴り・難聴の有無

  • 頭の向きで悪化するか
    →これらの情報が診断に有用です。

■ 全身の「神経の張り」感

医学的には「神経の張り」という表現は曖昧で、

  • 実際には筋肉の張りであることが多い

  • ウイルス感染を契機とした慢性疲労症候群

  • 心身の不調により生じる抑うつ気分・自律神経の乱れ
    なども考えられます。

■ 受診の目安

以下の確認をおすすめします。

  • 健康診断レベルの基本チェック

  • 感染症や炎症反応の血液検査

  • 整形外科または神経内科での神経症状の評価

  • めまいが強い場合は耳鼻科での精査

症状が複数あり期間も長いため、早めの医療機関での総合的な確認が安心につながります。