【医療相談020】胃のポリープと痛み

【相談内容】
1年程前に胃にポリープがあると言われ、小さいものだったので、痛い時に薬を飲む程度で済ませていました。最近、常時胃の痛みがあり、特に夕方や仕事が終わる頃(夜)に刺すような痛みが背中の奥の方から走り、半日ほど経たないと痛みが軽減しません。以前もらったタガメット200(袋に記載されている)という薬を飲むと少しは楽になるものの、痛みは完全には取れません。

この痛みはポリープと関係があるのでしょうか? また、このまま放置しても大丈夫なのでしょうか?
24歳 男性 自営業

【アドバイス】

まず、タガメット200という薬の服用は中止し、薬は廃棄してください。この薬は骨粗しょう症治療剤や骨代謝改善剤に分類される薬であり、胃の症状に適切な治療薬ではありません。また、薬には使用期限があるため、古い薬を服用するのは避けてください。

さて、本題に移ります。
1年前にポリープがあると診断されたことについて心配されていると思いますが、現在の症状がそのポリープに関連しているかどうかは、追加の検査をしない限りわかりません。

現在の痛みの症状は無視すべきではありません。胃の痛みが持続し、特に刺すような痛みや背中への放散痛がある場合、ポリープ以外にも胃潰瘍や胃炎、場合によっては胆道や膵臓の異常などの可能性が考えられます。

したがって、一度消化器内科を受診し、**胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)**を受けることを強くお勧めします。胃カメラを行うことで、ポリープや他の異常が原因かどうかを確認でき、必要であれば早期に対処することが可能です。

24歳とお若いので、癌の可能性は低いとは考えられますが、100%とは言い切れません。早めの検査を受けることで不安も解消され、適切な治療を受けるきっかけになります。

お近くの信頼できる消化器内科に相談してください。

注意:
本アドバイスは一般的な医学的見解に基づいています。最終的な診断や治療方針は、医療機関での受診後に専門医から直接受けてください。